こんにちは、ゆる山ルート管理人のヒデです。週末に「人混みを避けて、のんびり富士山の絶景を楽しめる静かな山へ行きたいな」なんて思うことはありませんか?そんなときにぴったりなのが、山梨百名山の一つでもある「権現山(ごんげんやま)」です 。

手前にある有名な山々に比べて登山者が少なく、静寂に包まれた最高の穴場なのですが、いざ調べようとすると情報が少なかったり、逆に過激なリスクばかりが目に入って不安になったりしますよね 。そこで今回は、運動がそれほど得意ではない一般のハイカーさんが、日常の延長線上でサクッと安全に登頂して絶景を骨まで味わい尽くすための現地情報を、100%特化型で分かりやすくお届けします!

事前のコース選びと登山口の駐車場情報を押さえておけば、運動が苦手な方でも安心してマイペースに絶景ハイクを満喫できますよ。
大菩薩エリアの権現山には危険な岩場や鎖場は一切ありません 。ネットの過激な情報に惑わされず、安心して気楽なハイキング装備で出かけましょう。
体力をセーブしたいなら最短の「和見峠コース」、沢沿いの癒やしを歩きたいなら九十九折で登りやすい王道の「浅川コース」がおすすめです 。
浅川登山口、和見峠登山口ともに、路肩などに数台停められる無料の駐車スペースがあります 。舗装路ですが、事前のアクセス路の特徴を掴んでおきましょう 。
※この記事の核心を、忙しい方やすぐに答えを知りたい方向けに30秒で読めるよう凝縮しました。さらに詳しい理由や理論については、本編でじっくり解説しています。より深く納得したい方は、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。
権現山は危険な岩場なし!八ヶ岳と間違えず安心して登ろう

ネットや登山アプリで「権現山 登山 駐車場 鎖場」なんて検索すると、ハラハラするような険しい岩壁や鉄梯子の写真が出てきて「あれ?初心者には無理かも……」と不安になることがありますよね 。でも、安心してください!それはまったく別の山、八ヶ岳南部にある標高2,715メートルの険しい「権現岳(ごんげんだけ)」の情報なんです 。
僕たちが今回ご紹介しているのは、大菩薩連嶺の東側にある標高1,312メートルの「権現山」です 。こちらにはスリル満点の鎖場や、ヘルメットが必要な岩壁、ハシゴなどは一切存在しません 。静かで優しい緑の森に包まれた、日常の延長線上でサクッと登れる低山ハイクの穴場なんですよ 。だから過剰に怯える必要はまったくありません。手持ちの気楽な装備で、安心して楽しい計画を立ててくださいね。
運動が苦手でも安心な和見峠と浅川の2大コースと所要時間

運動があまり得意ではない方や、久しぶりの山歩きで体力が心配な方でも、権現山ならルートを賢く選ぶことで心地よい汗をかきながらサクッと登頂できますよ。ここでは、一般のハイカーさんに自信を持っておすすめできる2つの王道ピストンコース(往復ルート)の具体的な所要時間や特徴を分かりやすく比較してご紹介しますね 。
| コース名 | 往復の所要時間 | 歩行距離 | 特徴・おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 和見峠ピストンコース | 約2時間45分 | 約4.2km | 一番体力をセーブして最短で登りたい初心者向け |
| 浅川ピストンコース | 約3時間56分 | 約5.6km?7.7km | 美しい沢沿いや九十九折の森をのんびり歩きたい人向け |
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普段あまり運動をしていない人でも、この距離をバテずに笑顔のまま歩ききるための具体的な足運びのコツを優しく解説しています。
最短でサクッと登頂できる和見峠ピストンコース
「できるだけ体力を消耗せずに、美味しい絶景だけを味わいたい!」という方に最適なのが、この和見峠(わみとうげ)スタートのコースです 。
なぜおすすめなのかというと、すでに標高810メートルの和見峠まで車などで上がった状態から歩き始められるから 。山頂(1,312メートル)との標高差はわずか500メートルほどに抑えられます 。標準の所要時間は往復で約2時間45分(登り1時間30分、下り1時間15分)と、驚くほどコンパクトです 。道中は美しい緑や杉林、可愛い高山植物を眺めながら、なだらかで気持ちの良い尾根道をのんびり進むプロムナードのような歩きやすさ 。山頂直下だけ少し斜度が急になりますが、階段などの整備が行き届いているため、足元をしっかり確認しながら一歩ずつ進めば、運動が苦手な方でも一番低い身体的負担で山頂の絶景を勝ち取ることができますよ 。
九十九折で息が上がりにくい王道の浅川ピストンコース
山の静かな雰囲気を五感でたっぷり味わいながら、心地よい達成感も楽しみたいという方には、浅川(あざかわ)登山口からのピストンコースが王道としておすすめです 。
往復の所要時間は約3時間56分(登り2時間10分、下り1時間46分)で、歩行距離は往復約5.6キロから7.7キロほど 。このコースの素晴らしいところは、登り始めの約35分間、美しく手入れされたヒノキの沢沿いを、驚くほど緩やかで歩きやすい道が続いている点です 。沢のせせらぎを聞きながら木漏れ日の中を歩くだけで、日頃の疲れがすーっと消えていくのを感じられますよ。
中盤の浅川峠を過ぎると標高959メートル付近から少しずつ斜度が増してきますが、道が「九十九折(つづらおり)」と呼ばれるジグザグの設計になっているため、見た目の高低差に比べて息が上がりにくく、自分のペースを一定に保ちやすいのが特徴です 。山頂直下に短い急登がありますが、足場がとても安定しているので、一般のハイカーさんでも日常の延長で問題なく登りきることができます 。
浅川峠の「名前なき分岐」はそのまま左へ進めば大丈夫
浅川コースを歩く上で、一つだけ知っておくと現地で絶対に迷わない小さな知恵があります 。
浅川登山口から50分ほど登ると、標高867メートルの大事な合流ポイント(浅川峠)に到着します 。しかし、現地の登山標識にはどこを見ても「浅川峠」という名称の記載が存在せず、単に「左:権現山、右:扇山」とだけ表示されているんです 。地図に「浅川峠」と大きくあるため、「あれ?通り過ぎちゃったかな?」と看板を捜索して立ち往生してしまう初心者の方が後を絶ちません 。この分岐が現れたら、そこが浅川峠そのものですので、迷わず「左」の権現山方面へ進んでくださいね 。ちなみに、ここから東の奥山集落へと続く下りルートは完全に廃道化して消滅していますので、間違えて入り込まないようにだけ注意しましょう 。

ネットで検索すると険しい岩場の写真が出てきてビビっちゃうかもしれないけれど、それは八ヶ岳の「権現岳」 。大菩薩の「権現山」は、優しい緑と富士山の絶景が待つ、一般の僕たちが気楽に楽しめる隠れた名峰だから安心してね!最初のアプローチさえクリアすれば、あとはマウンテンバイクも走れるくらい快適な平坦な稜線が待っているよ 。無理せず普段の半分のスピードを意識した「小股歩行」で歩くと、体力を驚くほど温存できるから試してみてね !
浅川と和見峠の登山口は無料で使える駐車スペースがある

権現山は周囲の山に比べて登山者が少なく、とても静かな穴場の山として知られていますが、そのぶん「駐車場はどうなっているんだろう?」と心配になりますよね 。自家用車でアクセスするハイカーさんのために、2大コースの登山口の駐車環境を分かりやすく整理しました。
まずは王道の「浅川登山口」です 。浅川集落の最奥にあるバスの折り返し点を越えてすぐ、林道に入った左側の広い路肩に、数台分ほど無料で停められる駐車スペースがあります 。また、林道の終点である通行止めの看板がある場所まで車を進めて駐車することも可能です 。ここへ至る県道511号線は一部道幅が狭い箇所もありますが、全線舗装されているので、一般的な乗用車なら問題なくスムーズにアクセスできますよ 。
次に最短ルートの「和見峠登山口」です 。こちらは和見棚頭林道の和見峠付近の路肩に、約3台ほど無料で駐車できるスペースがあります 。さらに、その先にある通行止めゲートの手前、一部土砂置き場を兼ねたスペースにも数台ほど駐車が可能です 。こちらも全線舗装されていますが、山深い林道のため路面に「落石」が非常に多いのが特徴です 。パンクなどの思わぬトラブルを防ぐためにも、スピードを落としてゆっくり慎重に運転してくださいね 。なお、例年12月初旬から4月下旬までは冬季通行止めになるため、冬の間は車での侵入が一切できなくなる点だけ覚えておきましょう 。
公衆トイレは一切なし!入山前のゼロ戦術と携帯トイレで備える

権現山へ登る計画を立てるとき、特に初心者の方やご夫婦でのハイキングで「一番気になるけれど、なかなか人に聞きづらい問題」があります。それがトイレの環境です。
実は、権現山の山頂や登山道の途中はもちろん、浅川や和見峠といった主要な登山口を含めて、周辺には公衆トイレが一箇所も設置されていません。これを知らずに入山してしまうと、現地で大慌てすることになってしまいます。
そこで僕がおすすめしているのが、山に入る前にすべてを済ませておく「ゼロ戦術」です。車でアクセスする場合は、中央自動車道の「談合坂SA」や「大月IC」周辺のコンビニが最終ラインになります。電車やバスを利用する場合は、JRの大月駅、猿橋駅、上野原駅の構内トイレが最後のチャンスです。ここで確実にすっきりと済ませておきましょう。
さらに、万が一の急な体調不良に備えて、ザックの中には必ず「携帯トイレ」を数枚ほど忍ばせておいてください。あわせて、周囲から身を隠すための「軽量ツェルト」や「大きめのポンチョ」をエマージェンシーキットとして一緒に持っておくと、精神的な安心感がまるで違います。準備さえ完璧なら、インフラのない静かな山だって何も怖くありませんよ。
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山の中にトイレが一つもないっていうのは、初めて行くとき本当に切実な悩みだよね。だからこそ、インターや駅でスッキリ済ませておく「ゼロ戦術」と、お守り代わりの携帯トイレが、僕たちの心強い味方になってくれるんだ。僕も過去に山で冷や汗をかいた経験があるからこそ、この事前の準備だけはロジカルに徹底しているよ。
熊鈴と手の平ノックで現地のツキノワグマを賢く遠ざけよう

権現山やその周辺の森は、実はツキノワグマの生息密度が比較的高いエリアとしても知られています。過去には、登山道でハイカーさんがクマと真正面から遭遇した生々しい記録も残っているんです。
その実際の事例を細かく分析してみると、面白いことが分かりました。人間が熊鈴を鳴らしながら歩いていたところ、前方にいたクマは鈴の音を聴いて逃げ出すどころか、「何の音だろう?」というように立ち止まって音のする方をじっと確認していたそうです。そして、人間の動く姿をはっきりと目(視覚)で捉えた瞬間に、一目散に崖下へと走り去っていきました。
クマは耳や鼻はとても良いのですが、目がそれほど良くないと言われています。つまり、「音だけでは人間だと気づかない場合がある」ということです。この特性を踏まえて、僕たちが現地で実践すべき身近な防衛行動は次の3つです。
| 対策のポイント | 具体的な実践テクニック |
|---|---|
| 1. 音と視覚で存在をアピール | 定番の熊鈴をつけるのは基本です。その上で、見通しの悪いカーブや沢の音がうるさい場所では、時折「パン、パン!」と強く手を叩いたり、声を少し出したりして、自然界にない不規則な音を響かせ、人間の接近を知らせましょう。 |
| 2. 食べ物の匂いを完全に遮断 | クマの鋭い嗅覚を刺激しないよう、お弁当や行動食のパッケージ、食べ残したゴミなどは屋外に絶対に露出させないこと。チャック付きの密閉袋に二重に入れて匂いをシャットアウトし、ザックの底に深く収納して持ち帰るのが鉄則です。 |
| 3. 万が一のときは落ち着いて後退 | もし至近距離でバッタリ遭遇しても、パニックになって背中を向けて走って逃げるのは一番危険です。走ると追いかける本能を刺激してしまいます。目を離さずにゆっくりと後退して距離を取りましょう。お守りとして、すぐに手の届くショルダーハーネスなどにクマスプレーを装着しておくのもおすすめです。 |
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富士山の絶景が待つ権現山で週末の山歩きを楽しもう

しっかりと事前のトイレ対策を立て、クマ除けの知恵を頭に入れたら、あとは権現山の素晴らしい魅力をのんびりと味わうだけです。
山頂に無事たどり着くと、そこには視界を遮るもののない広大な大パノラマが広がっています。目の前にどっしりとそびえる富士山や、美しく連なる大菩薩の稜線を眺めながら、ベンチに腰掛けて食べるお弁当の味は格別です。日頃の仕事の忙しさや都会の喧騒を忘れさせてくれる、贅沢なリフレッシュの時間がそこには待っています。
また、もし山頂で少し体力が余っていたら、三角点がある場所からほんの少しだけ東側へ下ってみてください。静かな森の中に「大勢籠権現」と呼ばれる小さな赤い石祠がひっそりと佇んでいます。実はこの祠こそが、権現山の名前の由来となった古くからの信仰のシンボル。ここまで足を延ばして「今日も安全に登らせてくれてありがとう」と静かに手を合わせることで、単なるスポーツとしての登山を超えた、ちょっとした歴史ミステリーに触れるような深い満足感が得られますよ。
ハイキングの途中、もし普段使わない筋肉が驚いて膝や足にいつもと違う違和感や強い疲れを覚えたら、決して無理をせず、歩幅をさらに小さくしてゆっくり休んでくださいね。自分の体と対話しながらマイペースに進むことこそが、怪我なく笑顔で帰るための最高の秘訣です。もし下山後も痛みが引かないような場合は、我慢せずに専門の医師に相談して、しっかりケアをしてあげましょう。
身近な低山だからこそ、適切な準備と少しの知恵さえあれば、誰でも安全に大自然のパラダイスを骨まで味わい尽くすことができます。次の週末はぜひ地形図を眺めながら、ご夫婦や大切な人と一緒に、静かで美しい権現山へ一歩を踏み出してみませんか?素晴らしい富士山の絶景が、あなたを温かく迎えてくれますよ!

